英語学習

英検1級を諦めた、ほんとに無理?社会人でも難しすぎなの?

ジェシカ
英検1級って難し過ぎない?もう心が折れて諦めそう...どうしたら良いの?

こんにちは、KAZ(@kaz_lifesurf)です。

英検系資格の中でも最高峰の資格試験として知られている英検1級ですが、やはりその難易度から合格を諦めてしまう人も少なくないようです。

この記事では、これまで英検1級に10回以上落ちながらも何とか合格をもぎ取った僕の経験をもとに、受験を諦めてしまいそうになっている方に向けておこがましいと思いながらもアドバイスさせていただきたく思います。

まず先に本記事の結論となりますが、英検1級の合格を諦める必要はありません。

その理由は以下の通りです。

英検1級を諦める必要がない理由

  • 学習を継続すればいつか受かる
  • 実はそんなに難しい試験ではない
  • 合格後のメリットが圧倒的に多い

上記の理由については記事の方で詳細を解説していきます。

この記事を読むことで英検1級を諦めなくても良い理由がよくわかるはずですよ。

それでは始めていきましょう。

この記事でわかること

・英検1級に10回以上落ちた僕の経験談

・英検1級合格を諦めなかった理由

・英検1級合格後に得た3つのメリット

・英検1級合格のために行った勉強方法

・英検1級合格を目指す方にアドバイス

英検1級を諦めた/10回以上落ちた僕の経験談

英検1級を諦めた/10回以上落ちた僕の経験談

まずは僕の英語の学習遍歴と英検1級の経験談についてまとめておきます。

僕はこれまで留学などは一切経験したことがなく、学生時代に特別なカリキュラムで英語を学んだこともありません。そもそも学歴が高卒ですので大学にも行ってませんからね。

子供の時に洋画を見るのが好きだったのをきっかけに英語に興味を持ったのがきっかけで勉強をし始め、10年越しにまさか自身が英検1級に合格するとは思わなかったというのが正直なところです。

悲願の英検1級合格(涙)

英検準1級に合格したのと同時に1級に初挑戦していますが、あまりの難しさに全く歯が立たず、完全な惨敗でした。序盤の25問ある語彙問題に関しては9割以上知らない単語で4点しか取れませんでしたw

しかし、受験を重ねる毎に少しずつ得点を取れるようになり、最終的には16回目の受検で合格しています(汗)。二次試験については一発合格でした。

ともあれ、その英検1級受験の過程は本当に血みどろでグダグダ、何度も諦めかけましたが最終的に合格出来て本当に良かったと思うのと同時に、何よりも『もう英検1級を受けなくて良いんだ』という深い安堵感に包まれて安心したのを覚えています。

英検1級を諦めた/僕が合格を諦めなかった理由

英検1級を諦めた/僕が合格を諦めなかった理由

ここからは僕が英検1級合格を諦めなかった理由について見ておきましょう。

①落ち過ぎてもう後に引けなかった

まず1つ目の理由となりますが、英検1級に落ち過ぎてもう後に引けなかったからです。

英検1級を何度も受験されている方であれば分かるかと思いますが、何度も落ちてしまうともう引き返せないような心境に陥ります。

何度落ちたとしても支払った受験料は返ってきませんし、費やした時間も当然ながら戻ってきませんからね。

いわゆるサンクコストを無駄にしたくないという心理が強く働くわけです。

落ち過ぎてもう後に引けなかった

"合格するまで受験を辞めることが出来ない"という呪いをかけられた感覚に近く、この呪縛から解放される方法はたった1つ、それは英検1級に合格するしかありません。

不合格通知を受け続ける限り、ただひたすらにツライ状況が続く、という地獄のようなプロセスがここにあるわけですが、逆に是が非でも合格してやるという自身の覚悟が決まった瞬間でもあります。

②合格していく周りを見ていて悔しかった

そして2つ目の理由となりますが、英検1級に合格していく周りの人を見ていて悔しかったからです。

英検1級に何度もチャレンジしているのに合格出来ない自分を尻目に、簡単に合格していく周りを人間を見ているのはツライものです。

特に何年も勉強していて合格出来ない自分と比べ、サクッと合格してしまう大学生などをSNSなんかで見ていると強烈な自己嫌悪に陥ります。

簡単に合格していく人が許せなかった

自分は"地頭が悪いのかな"と"勉強は向いていないのかな"というネガティブな気分になりますし、たかが資格試験1つに何年も費やして何も結果を残せないという自分の出来の悪さに悔しさがこみ上げてきます。

当然、ここで英検1級を諦めてTOEICに逃げることも出来たわけですが、僕は合格に向けて立ち向かい続けることを辞めませんでした。

理由は本当に悔しかったからです。悔しいのであればその鬱憤を晴らす方法はただ1つ、英検1級に合格する以外にあり得ないということも十分に理解していました。

③合格出来ない自分を認めたくなかった

そして3つ目の理由となりますが、英検1級に合格出来ない自分を認めたくなかったからです。

英検1級を10回以上受験しておきながら合格出来ない、"これで終わって本当に良いのか?"この疑問が常に自分の中にありました。

たかが資格試験、されど資格試験とわかっていながら、どう頑張っても乗り越えられない。しかし、他の受検者で合格している人は確かにいるだけで、自分だけがダメという疎外感と度重なる不合格通知で強烈な自己否定に苛まれます。

合格出来ない自分を認めたくなかった

ちなみに英検1級の最年少合格者記録はわずか8歳の男の子。この子が生まれる前からずっと英検1級に挑戦しているのに未だ合格出来ていない自分は何をやっているのか?そればかりでした。

しかし、生まれ育った環境や生活スタイルは人それぞれ、当然勉強に充てることが出来る時間も人によって違います。他人と自分を比較して得られることは絶望しかありません。

これまで費やしてきた努力や時間は無駄ではなかった、という肯定するためには逃げるのではなく英検1級に合格するしかありません。結果を残すことで自分自身を初めて認めることが出来る気がしたからです。

英検1級を諦めた/僕が合格後に得た3つのメリット

英検1級を諦めた/僕が合格後に得た3つのメリット

ここからは僕が英検1級に合格した後に得た3つのメリットについてまとめていきます。

①家族、友人、会社から評価された

まず1つ目のメリットとなりますが、英検1級を取得したことで家族、友人、会社から評価されたことです。

英検1級は今ではTOEICに比べるとマイナーな試験ですが、日本に古くから存在する英語の資格試験として日本人にとっては馴染みの深い資格試験です。

英検3級や2級を合格したという話を聞くけれど、1級に合格している人は見たことががない、それが自分が合格した時の周りの最初のリアクションでした。

周囲からの評価が上がった

地元に住む僕の親に関して言えば「うちの息子が英検1級に合格した」と職場で大きな騒ぎになったそうです(笑)。学校で英語を教えている先生でも持っている人が少ないと言われる試験試験なだけに、やはり評価は高い印象でした。

また自身の職場においても同僚や上司からの評価も高かった一方、その会社で英検1級を持っているのが僕だけということもあり、転職して他の会社に移られるのを懸念されましたw

といった具合に英検1級は合格後、周りに与えるインパクトはかなり大きいかった印象です。

②転職時に役に立った

そして2つ目のメリットとなりますが、英検1級を取得したことで転職に役に立ったことです。

英検1級を取得したことで同僚や上司に転職されるのを懸念されたという前述の通り、その後すぐに本当に転職してしまいましたw

実際は英検1級を取得したから転職したわけではなく、年収アップや自身のキャリアアップを考えてのことでしたが、新しい会社の担当者との面談時に話題にも上がることが少なくなったです。

英検1級は転職時も威力を発揮した

今では職務経歴書でアピール出来る英語資格と言えばTOEICが定番です。しかし、英検1級を持っている人自体が相対的に少ないこともあり、やはり転職時に与える印象としては好意的なものが多かったです。

また、英検1級と言えば難易度の高い英文を読みこなせて、どのようなトピックでも自分の意見をまとめて発言できるレベルになるので、自身の英語がビジネスレベルに到達していることに自信を持つことが出来ました。

③圧倒的な自信に繋がった

そして3つ目のメリットとなりますが、英検1級を取得したことで圧倒的な自信に繋がったことです。

これは英検1級に苦労して合格した人ならば皆一様に口を揃えて言うことですが、難関試験に合格することが出来たという自身自分に対しての強烈な自己肯定感、それに伴う圧倒的な自信が付くようになります。

大きな自信に繋がった

何度も受験しておきながら合格できない時は絶望の連続でしたが、自身の力でようやく合格を掴み取った瞬間は何事にも代えがたいものがあり、自分だってやれば出来ることが証明された瞬間でもあります。

また、英検1級の合格者はやはり他の分野でも成功されている人が多い印象で統計でも高年収者が多い傾向にあるようです。

僕自身に関してもIT関連の資格の勉強をする際、英検1級をベンチマークにすることで自分に自信を持たせ、受験に備えていた記憶があります。

英検1級を諦めた/僕が合格のために行った勉強方法

英検1級を諦めた/僕が合格のために行った勉強方法

ここからは僕が英検1級に合格するために行った勉強方法を紹介していきます。

①とにかく受験し、結果を分析する

まず1つ目の勉強方法となりますが、英検1級をとにかく受験し、結果を分析することです。

これは今でこそ確実に言えることですが、英検1級に合格するために必要なことは実際に試験を受験することです。

英検1級の本番試験を受験し、どのパートで点数を落としてしまっているのか、自身の苦手なパートがどこなのか、洗い出しを行う必要があります。英検は受験後に自宅にスコアシートが届きますので、どこで点数を落としているのか明確に把握することが可能です。

何が悪かったのか徹底的に自己分析する

苦手のパートの洗い出しを行うことで、そのパートに特化した参考書に取り組んだり、またパートに関連した勉強法を実践することでスコアアップを狙うことが可能です。

僕の場合、語彙と長文問題は比較的点数を取れたのですがリスニングと英作文がどうしても苦手で実際の試験でもボトルネックとなり、点数を大きく落としてしまっていました。

そこでリスニングに特化した教材で勉強したり、英作文で使えるテンプレートを覚えて限られた時間内で書く練習をしたりして対策したことで合格することが出来ました。英検1級は苦手パートから逃げ続けている限り、合格は難しいです。

②過去問、パス単、参考書をやり尽くす

そして2つ目の勉強方法となりますが、英検1級の過去問、パス単、参考書をやり尽くすことです。

英検1級を実際に受験しながら自身の苦手パートを分析し、それに関連した参考書に+αで取り組むことは合格する上で最も効果的かつ効率的だと考えています。

本番試験を受験する他に過去問を使って本番同様の時間配分で演習したり、パス単を始めとした英検の教材を一通り揃え、時間の許す限り、とにかくやり込むことに尽きます。

英検の参考書はやり尽くす

ちなみに僕が英検1級に合格するまでに旺文社の過去問2年分を購入し、全パートの演習を何度も行った他、パス単に加えて知らない単語やフレーズがあればすべて単語カードに書き写して覚えるようにしていました。

また、苦手パートだったリスニングと英作文に関しても過去問を使って自分なりの解き方を取り入れてみたり、普段からPodcastを使ってとにかく英語を聴く量を圧倒的に増やすようにしました。

過去問や参考書を英検1級に特化した受験力を鍛えつつ、ベースとなる英語力そのものを高めるように勉強することで着実に合格に近づいていくことが出来ます。

③オンライン英会話を使い倒す

そして3つ目の勉強方法となりますが、オンライン英会話を使い倒す

英検1級はどうしても一次試験に特化した勉強になりがちですが、二次試験は実はかなり鬼門で特に留学をしないで独学で勉強をしようと考えている人であれば大きな壁となることは間違いありません。

普段から英語をバリバリ話すような環境にいる人であれば二次試験はかなり余裕で合格出来ると思いますが、受験者の多くはそうではないのではないかと思います。

オンライン英会話を積極的に活用する

受験当時、僕は翻訳の仕事をしていましたが英語を話す機会は皆無で外国人を目の前にすると、まともに挨拶も出来ないほど言葉が出てこないような感じでした。

そこで危機感を感じたのもあり、一次試験対策と合わせて二次試験に向けて利用し始めたのがDMM英会話です。

僕はDMM英会話で二次試験受験までに計400レッスンほどを受講しましたが、その効果は絶大で本番試験でも全く臆することなく英語を話すことが出来たことで一発合格することが出来ました。

英検1級合格を目指されている方で普段、英語を全く話す機会がない人であれば二次試験を見据え、ぜひオンライン英会話を利用することをおすすめします。

英検1級を諦めた/【僕の結論】諦める必要はなし

英検1級を諦めた/【僕の結論】諦める必要はなし

ここからは英検1級について僕の結論、諦める必要がない理由についてまとめておきます。

①学習を継続すればいつか受かるから

まず1つ目の理由となりますが、英検1級は学習を継続すればいつか受かる試験だからです。

本記事でも解説している通り、僕自身は英検1級に10回以上落ちており、合格に辿り着くまでに何年も掛かっています。

変な潜在意識が邪魔して効率の悪い勉強方法にこだわっていたことで多くの時間を無駄にしたと反省していますが、結果として受験し続けたことで合格することが出来ました。

勉強を辞めなければいつか受かる試験

日々確保できる勉強時間や方法は人それぞれにしても、継続的に学習していれば英検1級はどこかの段階で受かるということです。

それが5年掛かるのか、10年掛かるのかは分かりませんが、少なくとも諦めたらその時点で試合終了で英検1級合格は夢に終わります。

重要なことは学習を継続すること、それも可能であれば正しい方向で勉強を続けることがすることが英検1級合格は比較的早い段階で取得できるかもしれません。

②実はそんなに難しい試験ではないから

そして2つ目となりますが、英検1級は実はそんなに難しい試験ではないからです。

これは今でこそ言えるのですが僕自身、英検1級はそんなに難しい試験ではないと感じています。10回以上も落ちておきながら言える立場かよ、って感じではあるのですが;^^

ただし、今思い返すともっと効率良く勉強すれば早い段階で英検1級に合格出来たなと気付く点も多数あり、結果として合格出来たものの反省点は非常に多いです。

余裕を持って英検1級を受験しよう

付け焼き刃なショボい英語力にも関わらず、変なプライドが邪魔してしまい、自身の英語力のみで英検1級に合格しようとしていたからです。試験内容をしっかりと分析し、それに特化した勉強方法を実践出来てきたかどうかと言うとかなり微妙ですからね。

いくら英検1級とは言えど所詮はテストでしかありません。攻略法が確かに存在している以上、それを活用してサッサと合格してしまう方が遥かに楽です。

③合格後のメリットが圧倒的に多いから

そして3つ目の理由となりますが、英検1級は合格後のメリットが圧倒的に多いからです。

前述でもご紹介した通り、英検1級は合格後のメリットが非常に多いです。

周りからの評価や転職時のアピール材料になることもそうですが、何よりも圧倒的な自信に繋がるので自己肯定感が爆上がりします。

合格した後のメリットが多い

僕の場合、英検1級に合格したことで他の資格試験にもメンタル的にチャレンジしやすくなったことがあげられますし、また日々の生活で嫌なことがあっても英検1級に合格したことを思い出すことで気持ちを軌道修正することが出来ています。

これは恐らく英検1級に限らず、弁護士試験や会計士試験などの難関試験であれば同様のことが言えると思いますが、やはり大きな壁を乗り越える経験を積むことで自信に繋がるのは間違いありません。

英検1級に何度も落ちて諦めそうになっている方でも、いつか合格出来ると信じてぜひ学習を継続してほしいと思います。

英検1級を諦めた/これから合格を目指す方にアドバイス

英検1級を諦めた/これから合格を目指す方にアドバイス

ここからは英検1級合格を目指している方に僕からわずかながらアドバイスさせていただければと思います。

英検1級は非常に難しい試験です。合格率は7~10%前後は推移しており、受験者に比べて合格者の割合が圧倒的に少ないことを考えれば、落ちることはむしろ当たり前な試験だとも言えます。

ジェシカ
英検1級は10人に1人くらいしか受からないから本当に難しい試験と言えそうね。

ただし、受験を通してしっかりと対策を行うことで合格出来る試験でもあります。僕自身、16回も落ちるという苦渋を味わうものの途中で諦めなかったからこそ、結果として合格することが出来ました。

僕が合格出来たのは決して諦めなかったから。本当これに尽きると思う。
KAZ

何度も不合格通知を受け取っているとどうしてもモチベーションが下がってしまいますが、そういった時に自分なりに気持ちを立て直す方法を見つけておくのが良いと思います。僕の場合はランニングや筋トレでした。

なお、英検1級とは関係がないのですが、教育系YouTuberとして知られる河野弦斗が著書『資格試験のための最短最速勉強法 速学のススメ』はかなりおすすめです。若干20代で弁護士試験、公認会計士試験、医師国家試験などの難関試験に合格している天才ですが、さらに凄いのが英検1級や数検1級まで取得していることです。英検1級だけで苦戦している僕からすると別世界に生きている偉人にしか見えません。。。

しかし、天才なりにどのようにして難関試験を攻略しているのか、その勉強方法がどのようなものなのかを詳細に知ることが出来ます。僕のこの本で多くの発見があり、英検1級に留まらずその後の他の試験試験においても活かすことが出来ました。

英検1級はいくら難易度が高い資格試験とは言え、所詮はただのテストに過ぎません。攻略法が存在するのは間違いなく、自分なりの合格への道筋を描くことで最後で勝つことが出来るはずです。

英検1級を諦めた/まとめ

本記事では英検1級が難し過ぎて諦めそうになっている方に向けて、諦めない方が良い理由について解説してきました。

ここであらためてその理由についてまとめておきます。

英検1級を諦める必要がない理由

  • 学習を継続すればいつか受かる
  • 実はそんなに難しい試験ではない
  • 合格後のメリットが圧倒的に多い

英検1級は独学で勉強している人からすれば大きな壁であることには変わりはありません。

しかし、いくら難しいとは言えどあくまでもテストに過ぎず、勉強を続けていればいつか受かります。

英検1級に合格した後の世界を夢見てぜひ、勉強を継続していきましょう。

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