英語学習

英検1級のリスニングってどう?英語試験内容を解説してみた

ジェシカ
英検1級のリスニングがすごく苦手で全然点数が取れないの。一体どうしたら良いの?
リスニングが苦手な人は多いからな!今回はどうやったら高得点を取れるか見ていこう!
ジャック

こんにちは、KAZ(@kaz_lifesurf)です。

英検1級の中でも苦手とする人が多いと言われるのがリスニング。

一体どのようにしたら英語が聞き取れるようになれるのか、気になっている方もいるのではないかと思います。

この記事では、これまで英検1級に10回以上落ちた僕だからこそ言える、誰でも出来る効果的なリスニング対策についてまとめています。

英検1級のリスニングでどうしたらわからない、という方であればかなり参考になるかと思いますので、ぜひ本記事の最後まで読んでいただければと思います。

まず先に結論となりますが、英検1級のリスニングは以下3つのポイントを押さえて解くと高得点を狙いやすくなります。

リスニングはこうやって解け!

  • マルチタスクは絶対にやらない
  • 迷ったら問題を捨てる勇気を持つ
  • 自身のスタイルを決めておく

上記の詳細については記事の方で解説していきます。

この記事を読むことで英検1級のリスニングでどのようにしたら高得点が狙えるのか、よく理解できるはずですよ。

それでは早速、始めていきましょう。

英検1級リスニング/そもそも英検1級とは?

まずは英検1級がそもそもどのような試験なのか、簡単に見ておきましょう。

英検1級(正式名称は実用英語技能検定1級)とは、日本英語検定協会が年3回実施する英語技能を問う資格試験です。5級~1級(2級と1級は準級あり)の7段階のレベル設定がなされており、1級は最も難易度の高い級となっています。

英検1級は数ある英語の資格試験の中でも難関として知られ、合格者は9~10%前後と非常に難易度の高い資格試験であることから、一発で合格する受験者は少なく、ほとんどが3~5回ほどの受検で合格する場合が多いです。

本記事のテーマである英検1級のリスニングにおいては日常英会話、ビジネス、社会問題も幅広い内容で出題されるため、普段から様々なトピックに関心を持ち、英語の音声をインプットしていることが重要です。

また、英検1級とは言ってもあくまで試験であるため、攻略法は存在しています。問題形式を理解し、どのように攻略したら高得点を狙えるのか、戦略を用意しておくことはとても重要と言えるでしょう。

英検1級リスニング/レベル・難易度

ここからは英検1級のリスニングにおいて問われるレベル・難易度について見ていきましょう。

英検1級は2004年に大幅なリニューアルを行い、現在に至るまで一貫して同じ形式で問題が出題され続けています。

リスニングはPart 1~4までの4つの問題形式で用意されており、大枠としては以下の通りです。

構成問題数場面語数話者スピード
Part 11問×10題日常生活、ビジネス60~200語2~3人150~160 wpm
Part 22問×5題様々なジャンルに渡る180~200語1人130 wpm
Part 31問×5題実生活の様々な状況130~160語1人150 wpm
Part 42問×1題ゲストとのインタビュー500~600語2人150~200 wpm

英検1級のリスニング問題は日常生活、ビジネス、特定のシチュエーション、そしてインタビューなど、実に様々な形式で渡って問われます。

扱うジャンルも多岐に渡り、科学、歴史、医療など、かなりアカデミックな内容も扱っているため、普段から様々なジャンルの音声を聞いてトレーニングしておくことが重要となります。

英検1級リスニング/問題構成を知る

ここからは英検1級のリスニングの問題構成について見ていきましょう。

英検1級のリスニングは主に以下4つの問題形式で構成されています。

リスニングの問題構成

①会話の内容一致選択

②文の内容一致選択

③Real-Lifeの内容一致選択

④インタビューの内容一致選択

それぞれ見ていきます。

①会話の内容一致選択

まず1つ目となりますが、会話の内容一致選択です。

会話の内容一致選択は英検1級のリスニングにおいて毎回10問出題され、2~3人の登場人物による会話内容を聞き取り、4つの選択肢から選ぶ問題です。

会話内容としては日常的なものからビジネス、家族関係や上司と部下など、実に様々なシチュエーションを題材に出題されますが、音声は米国や英国のネイティブスピーカーによってはっきり発音されているので聞き取りやすいのが特徴です。

(引用:英検公式サイト

1問あたりの会話文の早さしては150 wpm(1分あたり150文字前後)と言われており、また英文自体も問題の後半(10問目)に近付くほど長くなり、登場人物も3人になります。

それぞれの問題の音声が流れた後、設問に回答するのに与えられる時間はそれぞれ10秒となっているため、後半の問題になるほど難しくなります。

会話の内容一致選択は英検1級のリスニングにおいても最初に出題されるパートであるため、ここで高得点をマークし、その勢いを保ったまま後のリスニング問題に挑んでいきたいところです。

②文の内容一致選択

そして2つ目となりますが、文の内容一致選択です。

文の内容一致選択問題は英検1級のリスニングにおいて毎回5問出題され、それぞれ4つの選択肢から選ぶ設問が2つ用意されています。

英文の内容としては政治、歴史、科学、自然、医療など、もっぱらアカデミックな内容となっており、英検1級のリスニングにおいても特に苦手とする方が多いのではないかと思います。

(引用:英検公式サイト

リスニング自体も前述の会話の内容一致選択よりも1問あたり180~200 wpmと早く流れ、かつ2つの問題に解答する必要があるため、詳細のみならず英文全体に聞き取り、理解する力が求められます。

文の内容一致選択は出題される問題数が5問と少ないですが、1問あたり2つの設問が用意され、計10問となるので配点としては会話の内容一致選択と同じく、リスニングの中でも大きなシェアを占めていると言えます。

英検1級合格を目指すのであれば、避けては通れないパートでもあるだけに、是が非でも高得点をマークし、次のパートへ進みたいところです。

③Real-Lifeの内容一致選択

そして3つ目となりますが、Real-Lifeの内容一致選択です。

Real-Lifeの内容一致選択問題は特定のシチュエーションについて事前に情報が与えられ、その内容に沿って流れてくる英文に対する答えを4つの選択肢から選ぶというものです。

流れてくる英文は他のパートより多少早口で話される傾向にありますが、130~160 wpmと比較的遅いため、集中して聞き取り、落ち着いて回答することで高得点を狙うことが可能です。

(引用:英検公式サイト

このパートは出題される問題数が5問と少ないため、英検1級のリスニングの中でも配点のシェアは少ないです。

2016年に行われた英検の採点方法の改定前であれば1問あたり2点と配点が大きかったのですが、改定後の現在では5問すべてに正解しても5点にしかならないため、優先度としては他のパートに比べても低いと言えるでしょう。

とは言え、英検1級のリスニングは同じ1次試験のリーディングに比べても問題数自体が少ないため、1問あたりの重みが大きく、1問1問を確実に解答できるかどうかで大きな差が生まれてきますので、確実に点が取れるように対策はしっかり行うようにしていきましょう。

④インタビューの内容一致選択

そして4つ目となりますが、インタビューの内容一致選択です。

インタビューの内容一致選択は英検1級において毎回1問出題され、リスニングの最後を飾る大問です。

2人の人物によるインタビュー形式の会話を聞き取り、2つの設問に回答するという構成ですが、英文自体が非常に長く、かつ他のパートのリスニングに比べても話者の話す癖が強く出るため、話者によっては全く聞き取れない場合もあります。

(引用:英検公式サイト

内容としては特定の職業に就いている人物に対してインタビューを行うものがが多く、仕事の内容、やりがい、課題などについて質疑応答で答えていく内容となっており、実に様々な業界で活動する人物に視野を当てているのが特徴です。

他のリスニングに比べても問題数が2問と少ないですが、リスニングの最後というだけあって集中力も途切れがちになるため、難易度も最も高いパートと言えます。

リスニングは1問あたりの配点の重みがリーディングよりも大きいため、たかが2問とは言え、確実に解答できるよう対策を練ることが必要となります。

英検1級リスニング/押さえておきたい3つのポイント

ここからは英検1級のリスニング対策として押さえておきたいポイントをまとめておきましょう。

リスニング問題を解く際、以下の3つのポイントを押さえておくことで得点に大きな差が出ます。

問題を解く際の3つのポイント

・マルチタスクは絶対にやらない

・基本は消去法で選択肢を選ぶ

・自身のスタイルを決めておく

それぞれ詳しく見ていきます。

①マルチタスクは絶対にやらない

まず1つ目のポイントとなりますが、マルチタスクは絶対にやらないということです。

英検1級のリスニングでよく推奨されるテクニックとして、英語の音声を聞きながら選択肢を選ぶというものがあります。

音声を聞きながら選択肢に目を通し、これだ!と思ったものを選択する方法なのですが、僕としては絶対におすすめしません。

何故なら単純に英語を聞き逃す要因となるからです。

僕も過去に英語の音声を聞きながら選択肢を選ぶやり方をやっていたのですが、リスニングでほとんど点が取れず、それが大きなボトルネックとなって英検1級に何度も落ちる羽目になりました。

まずは英語の音声に全集中し、聞き終わってから選択肢に目を移す

このやり方でも十分に高得点を狙うことは出来ますので、マルチタスクは絶対にしないようにしましょう。

②迷ったら問題を捨てる勇気を持つ

そして2つ目となりますが、迷ったら問題を捨てる勇気を持つことです。

リスニング問題は他の語彙や長文の問題とは違って音声が一度しか流れてきません。

英文を聞き逃した

周りの音が気になって聞きにくかった

など、一度ペースを狂うと、それが心理的なプレッシャーとなって負の連鎖が起こりやすいのがリスニングの難しいところです。

英検1級のリスニングは他のパートに比べても1点あたりの配点は大きいため、1つでも失点をなくして確実に解答していくことが重要ですが、負の連鎖が起こると大量に失点してしまう危険性があるので、もし迷ったら

えいや!これにしちゃえ!

と感でスパっと選択肢を選んでしまい、次の問題に潔く進むことが必要です。

そもそも英文が聞こえなかったのであれば、いくら考えても選択肢は選びようがないですし、その1問にこだわり続けたために他の問題に集中できなくなってしまうと元も子もないですからね。

リスニングは一度調子を狂わされると他の問題を解く上でも悪い影響を与えることになるので、迷ったら問題を捨てる勇気を持つことが重要となります。

③自身のスタイルを決めておく

そして3つ目のポイントとなりますが、リスニング時の自身のスタイルを決めておくということです。

リスニングで英語の音声を聞く時、

あなたは目線をどこに置くか決めていますか?

例えば僕の場合、以前はリスニングは目をつぶって聞いていたのですが、今では目はがん開きで問題用紙の端など、ある一点を見て聞くようにしています。

目をつぶって音声を聞くと、どうしても邪念が入ってきてしまって違うことを考えてしまう癖が僕にはあるので、目をつぶって音声を聞くスタイルは僕には合わなかったんです。

おかげで大量失点でリスニングはボロボロでした;^^

逆に目を開いてどこか一点を見つめながら聞くと、自然と目線が定まってブレなくなるせいか集中することが出来ますし、邪念も入ってこなくなるのでリスニングに集中できるのです。

これは完全に個人差があるので、あくまで自分が合うやり方を見つけて欲しいのですが、もし普段は目をつぶってリスニングを聞いている方で点数が伸び悩んでいる方は、目を開いてリスニングするようにしてみると良いかと思います。

リスニングにおける自身のスタイルが固まっているかどうかで、本当に点数が大きく変わってくるのでぜひ自身に合うスタイルを見つけておきましょう。

英検1級リスニング/パート別の解き方・テクニック

ここからは英検1級のリスニングにおけるパート別の解き方・テクニックについて解説していきます。

英検1級のリスニングは純粋な英語力を問う試験であると同時に試験という形式を取っている以上、その攻略法が存在しています。

①会話の内容一致選択はこう解け!

まず1つ目となりますが、会話の内容一致選択の解き方・テクニックです。

会話の内容一致選択問題は10問出題され、後半になるほど流れてくる英文が長く、また話者が2人から3人になります。

聞き方のポイントとしては、選択肢を先読みすること、そして英文が流れてきたら音声に全集中し、英文全体をまんべんなく聞くことです。

前述の通り、リスニングにおいてマルチタスクはNGです。

試験ではリスニング時におけるメモはOKとガイダンスされますが、しない方が良いです。

英語を聞きながら選択肢を読んだり、メモをするというマルチタスクは確実に音声の聞き漏らしを起こしますし、一度調子を狂わされると後に控える問題に悪影響を与える可能性があります。

問題後半になると話者が3人に増えるため、会話内容がより長く、複雑になりますが、このパートは基本的に選択肢で回答となるものはストレートに会話内で描写されていることがそのまま書かれていることが多いので選びやすいです。

細部よりも全体をまんべんなく聞き、どんな会話がなされているのか概要を把握し、選択肢を選ぶようにしましょう。

②文の内容一致選択はこう解け!

そして2つ目となりますが、文の内容一致選択問題の解き方・テクニックです。

文の内容一致選択問題は5問出題され、それぞれ2つの設問が用意されています。

会話の内容一致選択問題との大きな違いとしては、リスニングで流れてくる英文が1人の話者によるナレーション形式となり、英文自体もより長く、そしてアカデミックな内容になることです。

音声で流れてくる英文は2つの段落で構成されており、それぞれの設問に順番に対応しています。

やはり正攻法としては前述の会話の内容一致選択問題と同様、先に選択肢を先読みしておくことで音声内容を予想し、英語が流れてきたら音声に全集中、そして選択肢を選ぶというものです。

流れてくる英文自体が長いので思わずメモを取りたくなりますが、そこはグッと我慢してマルチタスクは避けて音声だけに集中し、英文全体にまんべんなく聞いて概要を理解することが重要です。

文の内容一致選択問題は内容こそアカデミックな内容ですが、使われる単語や表現は英文として読んでみると比較的簡単な内容となっています。

会話の内容一致選択問題と比較しても苦手な人が多いパートですが、会話文のように途中で状況が急展開して変わるということがないので、聞き取りやすいはずです。

③Real-Lifeの内容一致選択はこう解け!

そして3つ目となりますが、Real-Lifeの内容一致選択問題の解き方・テクニックです。

Real-Lifeの内容一致選択問題は、先に特定のシチュエーションが書かれた英文を読む時間が10秒間与えられ、その内容と流れてくる英文の情報をもとに選択肢を選ぶ必要があります。

基本的な解き方としては、他のパートと同様、最初の10秒間でシチュエーションを読むと同時に選択肢まで先読みしておくことです。

とは言え、事前に与えられる時間は10秒間しかないため、選択肢をじっくり読むというよりもサラっと目を通すようにし、どんな英文がこれから流れてくるのかある程度予想しておくことで英文が聞きやすくなります。

そして英語が流れてきたら音声に全集中し、正しいと思った選択肢を選びます。

このパートの確かな傾向としてシチュエーションに対して「What should you do?」の形式で問題が問われることが多いことです。

シチュエーションと流れてくる英文の情報をもとに、その後どのようなアクションを取るべきかが問われているため、英文内にストレートに解答が用意されていることが大半です。

しかし、最初の10秒間でシチュエーションに合わせて選択肢まで目を通すという作業を行う上である種の速読力が求められるので、繰り返し問題を解いて慣れることが重要となるでしょう。

④インタビューの内容一致選択はこう解け!

そして4つ目となりますが、インタビューの内容一致選択問題の解き方・テクニックです。

このパートは他のパートに比べても英文自体が圧倒的に長く、またネイティブスピーカーがナチュラルスピードで普通に会話している様子を収録しているため、話者によってアクセントや癖が出るので聞き取りの難易度は高くなります。

インタビュー形式で2人の登場人物間で会話が繰り広げられ、その内容をもとに2つの設問が用意されています。

具体的な具体的な解き方としては、英文全体を広く・浅く聞いて概要を把握することです。

そもそも英文自体が非常に長く、細部に渡って気を配って聞いていると逆に全体像を見失うことになりかねないからです。

設問では会話の一部分だけを切り取って細かい部分について問われることはむしろ少なく、どちらかと言えば全体を聞いて概要を理解していれば回答できることが多いです。

また、会話内容も前半と後半で2つのパートに分かれており、それぞれの設問に対応しているため、その点も頭に置いて音声を聞くことでより英文の内容を理解しやすくなるはずです。

英検1級リスニング/効果的な勉強法

ここからは英検1級のリスニング対策として効果的な勉強方法を解説していきます。

僕自身が実際にやっていた勉強方法でもありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

①本番の問題形式に慣れる

まず1つ目となりますが、本番の問題形式に慣れることです。

英検1級のリスニングは英語力そのものを問う問題でありながらも、その問題の形式や傾向は確実に決まっています。

どのような形式で出題されるのかをあらかじめ知っておくことで、問題を解く際の具体的な手順や対策を立てやすくなるのは言うまでもありません。

特に英検1級の問題冊子は毎回同じレイアウトですし、リスニングで問題を解く際にどこに注目すべきか、またどのようにして選択肢を先読みするかなど、事前に決めておくと効率的に解けるようになります。

英検1級のリスニングで高得点を取れる人は、あらかじめどのように問題が出される形式を熟知しており、本番ではその通りに処理しているだけだったりします。

何も知らずに全くの無防備で英検1級に挑む場合、どんなに英語力が高くても合格はかなり難しくなりますので、どのような問題が出されるのか実際に解いて慣れておくようにしましょう。

②音読とシャドウイングを行う

そして2つ目となりますが、音読とシャドウイングを行うことです。

音読とシャドウイングはリスニング力を高めるための代表的な勉強方法として知られていますので、英検1級のみならず普段から英語の勉強をされている方であれば誰もがやったことがある勉強なのではないかと思います。

英検1級のリスニングに関しても同様で、音読やシャドウイングは非常に効果的な学習方法であり、特に実際に出題された英検1級のリスニング問題を題材に行うと試験対策に直結するので効果的です。

僕の場合、最初は本番同様の形式で普通に問題を解き、答え合わせを行いながら音読やシャドウイングをするようにしていました。

また、必要であれば補助教材として音読やシャドウイングに向いているリスニング用の教材を活用し、徹底的に耳と口を動かしてトレーニングすることでリスニングのみならず、スピーキングの勉強にもなります。

③普段から様々な英語の音声を聞く

そして3つ目となりますが、普段から様々な英語の音声を聞くことです。

英検1級では通常の日常会話の他、ビジネス英会話やアカデミックな内容を扱った長文、シチュエーション別の選択問題、そしてインタビューと実に様々な問題が出題されます。

リスニング問題とは言っても出題される範囲、テーマが広く、一概にこれだけ押さえておけばOKと言えないのが英検1級の難しさでもあります。

普段からどれだけ多く、かつ様々な英語の音声を聞くことが出来ているかが重要とも言え、常日頃からの積み重ねこそがリスニングで点が取れるかどうかに大きな影響を与えることになります。

「英語のリスニングは一夜漬けが効かない」と言われる通り、英語をしっかり聞き取る力を身に付けるには多くの時間が必要となりますので、普段の生活の中で英語を聞く習慣を取り入れるようにしましょう。

英検1級リスニング/おすすめの教材

ここからは英検1級のリスニング対策としておすすめな教材についてご紹介していきます。

僕はこれまで実に様々な英語教材を購入してきましたが、英検1級対策として本当に役に立ったものは実に少ないです。

本記事ではその中でも選りすぐりの教材を厳選してご紹介したいと思います。

①英検1級リスニング問題150

まず1つ目のおすすめの教材ですが、英検1級リスニング問題150です。

英検1級のリスニング対策として旺文社より出版されているリスニングに特化した本格的な英検書です。

実際の本試験に出題された問題とオリジナル問題を収録し、実践的な練習問題を解くことが出来るため、本番の試験形式に慣れる上でも非常におすすめ出来る1冊です。

英検関連の参考書の中でも、これまでこのタイプの英検書は発売されたことがなかったため、本格的なリスニング対策を行いたい多くの受験者にとって痒い所に手が届く参考書となったのは言うまでもないでしょう。

収録問題数は150問と申し分なく、また独自の切り口での解説や重要語句も収録しているため、英検1級の中でもリスニングが鬼門と感じている方にとっては大きな助けとなることは間違いありません。

②最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇

そして2つ目におすすめの教材ですが、最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇です。

この教材は2018年発売と新しく、同シリーズとして発売されている英作文問題と語彙問題と合わせて英検対策の完全版として知られるものです。

収録問題数は154問と申し分なく、実際の過去問の傾向や解き方のアドバイスが数多く掲載されているため、英検1級のリスニングにおいて点数の伸び悩みを感じる方であれば確実に助けになる1冊です。

また、出版社はジャパンタイムズ社であるため、同社の専用アプリをダウンロードしておくことで音声を簡単に全ダウンロードすることが可能であり、動作がスムーズで効率的にリスニング問題を解く練習を積めるのは大きなポイントです。

これまでの英検書の中でもズバ抜けてレベルの高い本が出たな、という感じで合格したい方であれば、是が非でも手に入れたい1冊と言えますね。

③CNN English Express

そして3つ目のおすすめの教材ですが、CNN English Expressです。

CNN English Expressは朝日出版より発行されている月刊の英語雑誌ですが、リスニング力強化の定番教材として知られている1冊です。

アメリカの4大ニュースチャンネルの1つであるCNNで実際に報道された最新のニュースを題材に英語を学ぶことをコンセプトとしており、特に実際に放送された生の音声で英語を学べるのが大きな特徴です。

また、毎号新しいコンテンツや特集が組まれることで内容が大きく変わるため、飽きることがなく、実践的な英語力を身に付けながら楽しく勉強できるのは大きな魅力と言えますね。

英検1級対策用の教材としても優れており、リスニング対策のみならず、ライティングや2次試験対策としても使えるため、ある意味で万能な教材と言えます。

活用方法次第ではいくらでも使い方を広げられるため、CNN English Expressは非常に効果的に学習を進めることが出来るはずです。

英検1級リスニング/オンライン英会話がおすすめ

ここからは英検1級のリスニング対策としてオンライン英会話がおすすめな理由について解説していきます。

僕は英検1級の対策を行う際、二次試験対策と合わせてオンライン英会話のDMM英会話を利用していました。実はオンライン英会話はリスニング対策としても非常に効果的です。

オンライン英会話とは外国人講師と格安の料金でマンツーマンレッスンを受けることが出来るサービスですが、一般的にスピーキング力アップのために利用する方も少なくないのではないかと思います。

英語学習において自身のスピーキング力が上がるとリスニング力も相対的に上がります。英会話レッスンを受けることで自身の英文構築力の向上と発音が矯正されることで、英語の聞き取り力が高めるためです。

僕自身もDMM英会話でレッスンを毎日受講したことで"流れてくる英語の音声に余裕を持って付いていくことが出来るようになった"という感覚があり、英検1級のリスニング対策においても絶大の効果がありました。

英検1級の対策本で対策しているがイマイチ結果が出ないという方であれば、ぜひDMM英会話を試してみることをおすすめします。今なら無料体験レッスンを2回受けることが出来ます。

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英検1級リスニング/まとめ

今回は英検1級のリスニング対策についてまとめてみました。

あらためて今回の記事の要点だけをおさらいしておきましょう。

リスニングはこうやって解け!

  • マルチタスクは絶対にやらない
  • 迷ったら問題を捨てる勇気を持つ
  • 自身のスタイルを決めておく

数ある英語の資格試験の中でも難関と言われる英検1級。

やはり具体的な戦略ありきで勝機が見いだせる試験でもありますので、しっかりと対策を行った上で試験に臨みたいところです。

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