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【英検1級の勉強法を解説!】効率的に合格しよう

ジェシカ
英検1級の勉強法ってどんなものがあるの?詳しく教えて!

こんにちは、KAZ(@kaz_lifesurf)です。

英語の資格試験の中でも最高峰の1つと言われる英検1級。

しかし、勉強法がイマイチわからないという方も多いのではないかと思います。

この記事では独学で英検1級に合格した僕の経験をもとに効果的な勉強法についてまとめています。

まず先に結論となりますが、本記事を読むことで以下のことがわかります。

本記事を読むとわかること

  • 英検1級合格に必要な時間・レベル
  • 各パート毎の攻略方法・考え方
  • 最短で合格を目指せるおすすめ教材

上記については記事の方で触れていきますね。

この記事を読むことで英検1級の勉強法についてよくわかるはずですよ。

それでは始めていきましょう。

英検1級の勉強法/そもそも英検って何?

まずは英検とはどのような試験なのかザックリ解説しておきましょう。

英検とは公益財団法人日本英語検定協会が主催する日本の英語の語学検定です。

1963年開始とその歴史は長く、一般的には略称で「英検」の名前で知られていることが多い試験です。

英検は時の流れを得てその出題形式を多く変化させてきたことで知られていますが、基本となる試験内容は以下の通りです。

試験内容内容
1級【一次試験】
・語彙問題
・リーディング問題
・リスニング問題
・ライティング問題
【二次試験】
・スピーキング問題
社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など
準1級社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など
2級学校、仕事、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネスなど
準2級学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、 道案内、海外の文化、人物紹介、歴史、教育、科学、自然・環境など
3級家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告、海外の文化、人物紹介、歴史など
4級・語彙問題
・リーディング問題
・リスニング問題
・スピーキング問題(録音)
家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告、海外の文化など
5級・語彙問題
・リーディング問題
・リスニング問題
・スピーキング問題(録音)
家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告など

上記の通り、英検は級が上がるごとにより社会性のあるテーマに沿って出題されることがわかります。

また、4級と5級に関してはライティング問題がなく、スピーキング問題に関しても録音にて音声を吹き込む形となるため、二次試験がありません。

英検を受験される方は履歴書にも載せられる2級以上を目標に取得を目指している方が多く、やはり一つの指標として上位の資格を目指すのが良いでしょう。

英検1級の勉強法/レベルはどのくらい?

ここからは英検1級のレベルがどのくらいなのか見ていきましょう。

英検1級は非常に難易度が高い資格試験として知られていますが、公式では各級と合わせて以下のレベル感で発表されています。

レベルCEFR
1級広く社会生活で求められる英語C1
準1級社会生活で求められる英語B2
2級社会生活に必要な英語B1
準2級日常生活に必要な英語A2
3級身近な英語の理解と使用A1
4級簡単な英語の理解と表現N/A
5級初歩的な英語の理解と表現N/A

上記のCEFRとはCommon European Framework of Reference for Languagesの略であり、日本では一般的に「ヨーロッパ言語共通参照枠」として知られています。

レベル群レベル名
C2母語話者と遜色のない熟練者
C1優れた言語運用能力を有する者・上級者
B2実務に対応できる者・準上級者
B1習得しつつある者・中級者
A2学習を継続中の者・初級者
A1学習を始めたばかりの者・初学者

CEFRは英語のみならずフランス語やスペイン語といった他の言語のレベル感を図る指標として用いられる世界基準です。

英検1級に関して言えばC1に属するため、あえて具体的なレベル感を言うのであれば「ネイティブとは言えないものの、バイリンガルとしては十分に通用する」と言えるのではないかと思いますね。

英検1級の勉強法/合格率・合格点

ここからは英検1級の合格率と合格点について見ていきましょう。

①合格率

まずは英検1級の合格率についてです。

英検1級の合格率は開催年によって多少上下するとは言え、およそ10%前後となっています。

10%と言えば10人中1人受かるか受からないかといった話になりますので、やはりかなりの難関であることは間違いありません。

近年になってから英検自体の受講者数が急増していますが、その合格率としては横ばいで一定となっており、合格率にはさほど影響を与えていないと言えるようです。

また、英検1級は2016年を境にCSEスコアで判定する配点方式に変更しており、以前であれば捨て問があっても他でカバー出来ていたものが語彙、リーディング、リスニング、ライティングの全てで一定以上の点数を取る必要があります。

以上のような変更を踏まえると、リニューアルを重ねるごとに英検1級は難化の傾向にあるのではないかと思いますね。

②合格点

今度は英検1級の合格点について見ていきましょう。

前述の通り、現在の英検1級はCSEスコアをベースとした配点方式を採用しており、1次試験がリーディング、リスニング、ライティングのそれぞれが850点満点、合計では2550点満点、合格点としては2028点となります。

二次試験に関しては面接試験が850点満点となっており、うち602点を合格点としており、一次試験と合わせて合計3400点満点となります。

合格するためには満点に対しておよそ70%前後の点数を取る必要があるため、やはり簡単な試験ではないと言えるでしょう。

なお、英検1級の合格者全体の平均としては満点に対して80%前後を取得しているというデータもあり、やはり合格するためにはかなり高い基準での正解率が求められると言えそうです。

英検1級の勉強法/必要な勉強時間の目安

ここからは英検1級の合格に必要な勉強時間の目安について見ていきましょう。

英検1級に合格するために必要な学習時間は現在の英語力によって大きく変わり、一般的にすでに準1級に合格されている方であれば約600時間、3級であれば1,000時間以上かかると言われています。

しかし、英検1級の勉強をされている方の中には僅か数ヶ月の対策でパスした方がいたり、また逆に20回連続で不合格になったという方もいたり、実際に合格している人の実態には大きな隔たりがあるようです。

僕自身、英検1級は10回以上落ちており(汗)、準1級に合格してから1級に受かるまで延べ8年くらい掛かったように思います。

もちろん、人によって勉強に時間を避ける生活環境も大きく異なるため、どのくらいの時間が掛かるかは「完全に人による」と言えそうですが1つの目安としては準1級レベルから600~1,000時間程度と見ておくのが妥当かもしれません。

英検1級の勉強法/一次試験対策(語彙・筆記問題)

ここからは英検1級一次試験の語彙・筆記問題対策について見ていきましょう。

①難易度

まずは語彙問題の難易度についてです。

英検1級は非常に難易度の高い語彙が出題されると言われ、出題範囲として約10,000~15,000語とされています。準1級の出題範囲が約7,500~9,000語であることを考えると、1級ではおよそその2倍の単語を覚える必要があることがわかりますね。

一方で英検1級は巷で「単語の試験」とも言われ、ネイティブでも知らないようなレアな単語を扱っているとも言われることがあります。

実態がどうなのかと言うと、英検1級の単語は普段から英字新聞や洋書を読む人からすればよく目にするようなものが多いです。

例えば1級ではbeleaguered、diggind、rescindといった単語が出題されたことがありますが、普段から英文を読む習慣がある人からすれば日常的に見かける当たり前な単語だったりします。

つまり、英検1級の単語は普段の生活で活字を読まない人には難しいですし、逆に洋書をガンガン読む人からすれば楽勝と言えるわけですね。

②対策方法

ここからは語彙問題の対策方法について見ていきましょう。

英検1級の語彙問題の効果的な対策方法としては過去問と単語帳の2つが基本となるのかなと思います。

まず過去問については実際に出題された単語を確認することが出来ますので、1級対策として覚えなくてはいけない幅広い単語軍の中からより出題率が高い語彙を効率的に覚えることが可能です。

過去数回分の単語を拾うだけでも、かなり点が取れるようになりますので、過去問は是が非でもチェックしておきましょう。

そして単語帳ですが、過去問で拾った単語を補強するような形で覚えることでより語彙力の幅が広げることにつながりますし、万が一過去問にない単語が出題された場合のリスクヘッジにもなります。

英検1級は出題される単語の範囲が広いですが、ある程度の傾向は決まっているので過去問と単語帳の2つのアプローチで攻略するのが基本となります。

③おすすめの教材

ここからは語彙問題対策におすすめの教材・アプリを見ていきましょう。

英検1級の語彙問題を効率的にパスするためには、やはり過去問にあたるのが正解です。過去問としては旺文社の『過去6回全問題集』がおすすめです。

1級を目指す方であれば、まず手に取っていないと言われるほど有名な過去問ですので、ぜひ入手して単語を抑えておきましょう。

そして単語帳であれば定番中の定番のパス単、そして余裕があれば究極の英単語4がおすすめです。

上記は2冊とも英検1級対策としてはかなり有名な単語帳ですが、パス単で1級単語のベースを作り、さらに補完するような形で究極の英単語に取り組むことでより効果的に語彙力を高めることが可能です。

特にパス単は有名な単語帳でありながら覚えにくいと悪名高い単語帳でもありますので、1級合格を目指して気合いを入れて取り組んでいきましょう。

英検1級の勉強法/一次試験対策(長文問題)

ここからは英検1級一次試験の長文問題対策について見ていきましょう。

①難易度

まずは長文問題の難易度についてです。

英検1級の長文は空所補充が6問、長めのパッセージを読み設問との内容一致が10問の計16問で構成されています。

英文の内容としては政治、経済、歴史、科学、生物と多岐に渡り、準1級までの問題と比較すると分量も多く、かつ読んでしっかり理解するためにはある程度の教養も必要であることです。

特に英検1級の一次試験は100分という限られた時間内に単語、リーディング、ライティングを全てこなす必要があり、長文問題は途中で迷ってしまうと多くの時間を浪費してしまう可能性があります。

英文の難易度としては僕の体感的にThe Japan Timesと同等レベル、もしくはそれ以上という印象があり、普段からどれだけ様々な英文に触れているかで正答率が大きく変わると思います。

内容がアカデミックで普段あまり読まないような英文を大量に読む必要があるため、常日頃から読むトレーニングは必須と言えるでしょう。

②対策方法

ここからは長文問題の対策方法について見ていきましょう。

英検1級の長文問題の対策方法としては、やはり過去問を通して問題の形式を知り、英字新聞や洋書の多読を通してリーディング力を高めるのが効果的です。

1級の長文問題は限られた時間内に大量の英文を読むことが求められるため、途中で集中力を切らさないで最後まで走り切れるだけの体力を身に付けておく必要があります。

過去問を通して問題の傾向を知ることはもちろん重要ですが、普段から英字新聞や洋書を読む習慣があるかどうかでも長文問題の正答率は大きく変わってきます。

普段から大量に英文を読む習慣があるのであれば正直な話、本番の長文問題は楽勝ですし、時間に余裕を持って他のパートにも時間を避けるようになります。

③おすすめの教材

ここからは長文問題対策におすすめの教材を見ていきましょう。

英検1級の長文問題の対策を効果的に進めるためにはやはり過去問にあたるのが鉄則と言えますが、中でも旺文社から出ている『長文読解問題120』がおすすめです。

内容が少し古くなってしまっている問題もありますが、過去問と本書オリジナルを含めた全120問とかなり豊富な練習問題に触れることが出来ます。

実際の過去問を通して傾向を知るためには十分な問題数であり、またオリジナル問題を通して演習することが出来るので、効率的に対策を立てることが出来ます。

また、さらなる長文対策としては、やはり英字新聞を利用した読解力の強化が効果的で、中でもジャパンタイムズ社が発行している『The Japan Times Alpha』は英検1級対策としては最もおすすめできます。

The Japan Times Alphaは日本を取り巻く世界情勢を中心に記事を編集しており、英文の難易度としても1級対策としては十分な内容です。

リーディング力を高めるだけではなく、様々な社会的なトピックについて扱っているのでライティングや二次試験のスピーキングでも利用できる材料が豊富に用意されているので一石二鳥で利用できる教材です。

英検1級の勉強法/一次試験対策(ライティング)

ここからは英検1級一次試験のライティング対策について見ていきましょう。

①難易度

まずはライティングの難易度についてです。

英検1級のライティング試験では、社会性のあるテーマを題材に200~240文字を目途に自信の考えをエッセイとしてまとめる必要があります。

出題されるテーマとしては政治、経済、教育、犯罪、少子化問題、老後など主に日本を取りまく社会問題について多く扱われる傾向にあります。

テレビ等のメディアで扱われることが多いテーマばかりですが、自身の考えを普段から発信する機会が少ないがために苦手としている人も多いです。

ライティング試験で高得点を取るためには小難しい表現や単語を多く使うことよりも、論点を押さえた自身の意見がきちんと文章化出来ているかどうかが重要です。

また、スペルミスがあるか、適切な文字量かどうかも点数に影響を与えるため、基本的な英文の体裁に気を払いつつミスを最小限にした英作文が求められます。

②対策方法

ここからはライティングの対策方法について見ていきましょう。

英検1級のライティングは過去問を通してどのようなテーマで出題されているかを把握することも大事ですが、どちらかと言えば英文の書き方を勉強した方が点数に直結しやすいです。

例えば英検1級の過去問の模範解答を見てみると、かなり堅苦しい英文で比較的難易度の高い単語や表現が使われていたりするのですが、実際にはそこまで高度なライティング力は必要ありません。

極端な話、中学英語レベルの単語力でもテーマの論点に沿って英作文することが出来れば、十分ハイスコアをマークすることが出来るのが現状です。

英検1級のライティングではまず先に問題に対しての結論を述べ、その理由を3つ書き、再度結論を持って締めるという3段構成が鉄板です。

効果的にライティング力を高めるためには文章の書き方を知り、あとは実際に書いて練習するのがおすすめです。

③おすすめの教材・サービス

ここからはライティング対策におすすめの教材を見ていきましょう。

英検1級のライティング対策としては過去問よりも英作文に特化した一般的な教材がおすすめです。

その中でもジャパンタイムズ社から出版されている『最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇』は実際の試験で使えそうな例文と語彙、表現が豊富に収録されているのが特徴です。

本来は英検1級のライティングに特化した教材ですが、実に様々なテーマに沿ったエッセイの例文を確認することが出来ますので、インプット用の教材として二次試験対策にも使えます。

また、格安の料金で海外に在住するバイリンガルの日本人講師やネイティブから添削を受けられる『アイディー』もおすすめです。

英検1級に特化した豊富な例題が用意されており、経験豊富な講師から直接フィードバックをもらうことで効率的にライティング力を高めることが出来ます。

今度こそ本気で英検1級に合格したい!という方はぜひ利用してみるのが良いでしょう。

英検1級の勉強法/一次試験対策(リスニング問題)

ここからは英検1級一次試験のリスニング問題対策について見ていきましょう。

①難易度

まずはリスニング問題の難易度についてです。

英検1級のリスニング問題は会話形式が10問、特定のテーマに関する声明文が10問、アナウンスなどリアルライフ形式が5問、そして最後にインタビューが2問の構成となっており、かなりの量の英語を聞き取る必要があります。

難易度としては日常生活に関連するテーマが多いことでそれほど高くはありませんが、選択肢の問われ方がトリッキーで難問が含まれている場合もあり、中々一筋縄ではいかないのが特徴と言えるでしょう。

普段から英語のニュースを聞いて耳慣らしをすることはもちろんのこと、過去問を通して問題形式を把握し、自分なりの解き方を持っておくが重要です。

リスニング問題は特に一度聞き逃したら前に戻れないことで集中力との勝負でもあります。常日頃から英語を積極的に聞いてトレーニングしておくことが重要です。

②対策方法

ここからはリスニング問題の対策方法について見ていきましょう。

英検1級のリスニング対策としては、やはりまずは過去問に触れてみるということに尽きます。

実際に過去に出題された過去問を解き、その内容と傾向をしっかりと押さえることから始めた方が具体的な対策が立てやすいからです。

また、過去問だけではなく基礎的なリスニング力を高めるために市販の教材やニュースの題材を用いて聞き取りのトレーニングを行うことも重要です。

英検1級のリスニング問題は一定のパターンがあり、過去問の傾向を押さえるだけである程度の点数を取ることが出来ますが、やはりハイスコアを狙うとなると聞き取りのトレーニングは必要です。

過去問と聞き取りトレーニングの2つのアプローチで効率的にリスニング問題を攻略していきましょう。

③おすすめの教材

ここからはリスニング問題対策におすすめの教材・アプリを見ていきましょう。

英検1級のリスニング問題は前述の『過去6回全問題集』に加え、ジャパンタイムズ社の『最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇』は問題量が豊富でかなりおすすめです。

大量の演習問題を解き、その形式をしっかりと押さえるには十分な量の問題数が収録されているので、本番のリスニング対策としては効果的に対策を立てることが出来ます。

また、リスニングの基礎力を高める教材としては『CNN English Express』がおすすめです。

リスニング力を高める王道の教材として知られていますが、やはり英検1級対策としてもかなり有効で、特に社会問題や時事的なトピックについて多く扱っているので二次試験対策としても使えます。

英検1級のリスニング問題は基本的に過去問に触れて形式に知り、あとはひたすらCNN English Expressなどの教材をこなしてトレーニングを積むのが最も効果的と言えますね。

英検1級の勉強法/二次試験(面接・スピーキング)

ここからは英検1級二次面接試験のスピーキング対策について見ていきましょう。

①難易度

まずは二次面接試験の難易度についてです。

英検1級の二次試験は事前の準備をしっかりしていれば、実はそれほど難しいものではありません。

二次試験では5つのトピックが掛かれたカードが置いてあり、その中から1つのトピックを選び、1分間でスピーチを考え、2分間で自分の考えを発表する必要があります。

聞いていると難しそうに感じますが、実はライティング対策と同じでスピーチの作り方を学ぶことで効果的に対策を立てることが出来ます。

実際のスピーチでは小難しい単語や表現を使うよりも、トピックの主旨に沿った回答が出来ているかどうかが重要です。

中学レベルのシンプルな英語で正確な英語を話すように心がければ十分な点数が取れます。

②対策方法

ここからは二次面接試験の対策方法について見ていきましょう。

英検1級の二次試験対策としては、やはり過去問に触れることを前提にスピーキングを意識した勉強にも力を入れる必要があります。

会話文を使っての音読やシャドウイングといった基礎的な学習に加え、ストップウォッチなどを利用して実際に過去問でスピーチを考えてみると効果的です。

また、二次試験では面接官2人を相手に自分の英語で話すことになるため、緊張してしまい英語が出てこないということもあるでしょう。

普段からどれだけ英語を話す機会があるかどうかによっても、本番での自信にも大きな違いが出てきますので、ぜひ外国人と英語を話す機会を作ってトレーニングしておきましょう。

③おすすめの教材・サービス

ここからは二次面接試験対策におすすめの教材を見ていきましょう。

英検1級の二次試験対策としては、やはりスピーチに特化した教材を利用するのがおすすめです。

僕が使った教材の中でも、旺文社の『14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題』は実際の試験形式を理解するには非常におすすめです。

試験当日の流れについて動画で学ぶことが可能であり、これから受験する二次試験の内容が凄くイメージしやすいですし、大量の過去問を収録しているので実際に自分で解いて演習するには十分な教本です。

そして、二次試験対策として最もおすすめ出来るのがオンライン英会話です。

僕は英検1級の受験前から『DMM英会話』を利用しており、ここで受けた数多くのレッスンを通して英語を話すことへのメンタルブロックを外すことが出来ました。

DMM英会話では英検1級に特化した教材が用意されていますが、どちらかと言えば『Daily News』と呼ばれるニュース記事を用いた教材がおすすめです。

政治、経済、社会、科学、生活など実に様々なトピックについて扱ったニュース記事を利用して外国人講師とディスカッションすることが出来るので二次試験対策としてはバッチリです。

僕はこれまで海外留学などは一切経験せず、独学のみで二次試験に一発で合格しましたが、すべてDMM英会話を始めとしたオンライン英会話を利用したおかげと断言できますね。

英検1級の勉強法/効率的に勉強するコツ

ここからは英検1級に効率的に勉強するコツについて見ていきましょう。

①試験内容をしっかりと把握する

まず1つ目となりますが、試験内容をしっかりと把握する

当たり前ながら英検1級は英語の試験であり、出題されるパターンが決まっています。

出題される単語や長文やリスニングの形式、ライティングの題材の傾向など、パターンが決まっているので、まずはそれを先に押さえることが必要です。

パターンを知っていれば自分なりに効率の良い問題の解き方がわかるようになってくるので、より効果的に対策を立てることが出来るようになります。

まずは過去問を通して問題の形式を知り、パターンに沿って対策を立てていくことが重要です。

②合格に繋がらない無駄な勉強は辞める

そして2つ目となりますが、合格に繋がらない無駄な勉強は辞めることです。

僕もかつてはそうでしたが、英検1級にいつまでも合格できない人の特徴として『自己流で好きなことを勉強している』というものがあります。

海外ドラマを見て勉強した気になったり、英検1級合格には単語暗記が必須にも関わらず、単語の勉強から逃げたりといったことです。

確かに自分の好きな勉強をしていれば気持ちいいですし、何だか勉強した気にもなりますから、前に進んでいる感覚に陥りやすくなります。

しかし、現実としてそれで英検1級に合格できるかどうかは別の話です。合格に直結しない勉強は本来の目的達成には不要であり、ストレートに言ってしまえば無駄な労力になります。

本気で英検1級合格を目指しているのであれば、実際の試験内容に沿った学習プランを組み立てるべきです。

③集中して勉強する時間を決める

そして3つ目となりますが、集中して勉強する時間を決めることです。

英検1級は世代を問わず、実に様々な人が受験しています。

学生や主婦はもちろんのこと、仕事をしながら受験対策をしているビジネスマンもおり、置かれている生活環境は人それぞれ大きく異なります。

特に本業で仕事をしながら英検1級合格を目指している方であれば、なおさら無駄な時間は最小限に抑え、効率的に学習を進める必要があることは言うまでもありません。

英検1級に合格するためには非常に多くの時間が必要であり、常日頃からコンスタントに効率を重視した学習を積み上げ続けることが出来るかどうかに掛かっています。

忙しい日々の生活の中であっても集中して今やれることをしっかりと積み上げることで、英検1級の合格が見えてくるでしょう。

英検1級の勉強法/まとめ

本記事では英検1級の勉強法についてまとめてきました。

英検1級は非常に難易度が高く、合格するには多くの学習時間が必要ですが、合格した後の達成感は何事にも代えがたいものがあります。

ぜひ、諦めずに合格を目指していきましょう。

本記事が何かしらの助けになりましたら幸いです。

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