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コールセンターは楽すぎておすすめ?テレオペと比較してみた

ヒロシ
ヒロシ
コールセンターの仕事って楽って聞くけど本当なの?詳しく教えて欲しいな。

こんにちは、KAZ(@kaz_lifesurf)です。

コールセンターの仕事は楽って聞くけど本当かどうか気になっている方が多いのではないかと思います。

この記事ではコールセンターで実際に働いていたことがある僕の経験をもとにコールセンターの仕事が楽かどうかは解説しています。

仕事内容や働くメリットとデメリットについても合わせて解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

まず先に結論となりますが、コールセンターが楽かどうかについて僕の考えは以下の通りです。

コールセンターは楽なのか

  • 楽かどうかは業務内容で変わる
  • インバウンドコールは楽な場合が多い
  • テレアポはだいたいしんどい

上記については記事の方で解説していきますね。

この記事を読むことでコールセンターが楽なのかどうか、その謎が解決するはずですよ。

それでは始めていきましょう。

コールセンターの主な業務内容

まずはコールセンターの主な業務内容について見ていきます。

実はコールセンターと一概に言っても様々な種類がありますが、大きく以下3つに分類することが出来ます。

コールセンターは3種類

・インバウンドコール

・アウトバウンドコール

・データ入力

それぞれ見ていきます。

①インバウンドコール

まず1つ目となりますが、インバウンドコールです。

インバウンドコールとは電話の受電対応が主な業務になる仕事のことです。

一般的にコールセンターと言えばこのタイプの業務を指すことが多く、通販サイトやテレビなどを見て架電してきた顧客に対して対応を行います。

インバウンドコールと一言に言っても扱っている商品やサービスによって実際の会話内容は様々ですが、オペレーターが迷わずクロージング出来るよう簡単なスクリプトが事前に用意されてる場合が多いため、コールセンター初心者におすすめ出来ます。

また、同じインバウンドコールでも顧客に対して追加で商品を案内したり、会員登録を促す営業的な業務もあり、オペレーターとしてスキルが身に付いた後にステップアップして経験を積むことも可能です。

②アウトバウンドコール

そして2つ目となりますが、アウトバウンドコールです。

アウトバウンドコールとはインバウンドコールとは逆に顧客に対して架電対応を行う業務になります。

一般的にインバウンドコールに対してアウトバウンドコールは顧客の温度感が高くなりがちな傾向があり、例えば既存の顧客に対して新商品やサービスの案内を行う業務や新規顧客に対して営業の架電を行うなどが該当します。

顧客目線では当然、予定されてないところにいきなり電話が架かってくるわけですから、人によっては気分を害したり、怒り出したりすることもあるため、より慎重な対応が求められる点ではインバウンドコールよりも難易度は高いかもしれません。

③データ入力

そして3つ目となりますが、データ入力です。

データ入力はインバウンドコールで入電してきた顧客からの情報を元に受付対応を行うだけの業務です。

前述のインバウンドコールのように電話を掛けてきた顧客に対して追加商品や会員登録を促すような対応ではなく、商品やサービスの注文受付を行うために顧客の名前や住所をヒアリングしてデータ入力するだけで対応が完了するため、コールセンターの中では一番楽なタイプに入ります。

本記事の主題にもあるコールセンターが楽すぎる理由としてもデータ入力が例にあげられるケースが多いです。

コールセンターが楽すぎと言われる理由

ここからはコールセンターが楽すぎと言わられる理由について見ていきます。

①資格不要!誰でも応募出来る

まず1つ目のコールセンターが楽すぎと言われる理由となりますが、資格不要で誰でも応募出来ることです。

僕自身、過去に短期バイト、契約社員、派遣社員など計5年ほど様々なコールセンターで働きましたが、その中で学歴や資格を求められたことは一度もありません。

実際に働いている人達を見ても際立って何かのスキルが高い人というのは少なく、誰でも無スキル・未経験からチャレンジ出来るという意味では門戸が広い仕事と言えます。

また、業務開始時点では未経験であっても業務が慣れる頃にはコミュニケーションスキルや基本的なPCスキルを一通り身に付けることが出来るため、ゼロからビジネススキルを向上させたい方には特におすすめです。

②電話を一切取らない日もある

そして2つ目のコールセンターが楽すぎと言われる理由ですが、電話を一切取らない日もあることです。

これは扱っている商品やサービス、繁忙期を含めた時期にもよりますが、インバウンドコールやデータ入力ではシーズン過疎期には電話が一切ならないことも少なくありません。

僕がかつて働いていたコールセンターではテレビのCMを見た顧客からの入電対応が主な業務でしたが、キャンペーンが終了した後の時期などは電話が一切ならず、1日で1回も電話が鳴らないことも何度かありました(^_^;)

電話対応が無く、完全に暇を持て余すことになるので隣のオペレーターとお喋りしたり、商品の雑誌を読んだり、逆に時間を潰す工夫をしないと仕事が長く感じてしまいます。

時期的な要素が大きいとは言え、ただ席に座っているだけでお金が貰えてしまう点でコールセンターは楽すぎと僕自身感じたのは否定出来ないですね。

③覚えることが少ない

そして3つ目のコールセンターが楽すぎと言われる理由ですが、覚えることが少ないことです。

コールセンターは入社が決まると実際の業務に就く前に必ず研修がありますが、いずれも言葉遣いや電話対応といったビジネスマナーが基本の上、決まったスクリプトが完備されているので覚えなくてはいけないことは決して多くありません。

もちろん何かしらの商品やサービスを顧客に案内するような業務であればその内容について知っておく必要はありますが、覚えるのに時間が掛かるものではなく、またそれらの商品が掲載された冊子などを見ながら対応することが出来るので、やはり楽です。

コールセンターでの仕事に興味はあるけど覚えなくてはいけないことが多いのではないか、自分でやれるか不安という人にはおすすめの仕事ですよ。

コールセンターで働くデメリット

ここからはコールセンターで働くデメリットについて見ていきます

①夜勤に入らなくてはいけないことがある

まず1つ目のデメリットですが、夜勤に入らなくてはいけないことがあることです。

コールセンターは9〜18時など日中の時間帯のみ対応してるものと24時間など深夜帯まで帯応しているものがあります。

深夜のテレビ番組のCMを見て電話してくる顧客を対応するケースなどが該当しますが、深夜勤務に慣れていない人にとっては夜勤は中々ツラいものではないかと思います。

夜勤は日勤に比べて時間あたりの給与が高く設定されている場合がほとんどですので、お金をモチベーションに頑張れば良いのですが、体質的に夜勤が受け付けない方には難しいかもしれません。

②顧客からクレームが入ることがある

そして2つ目のデメリットとなりますが、顧客からクレームが入ることがあることです。

これはコールセンターで働いた経験がある人であれば誰もが経験することではありますが、電話対応した顧客からクレームが入ってしまうことがあります。

自身の対応に何かしらの問題があったのであれば真摯に謝った上で正せば良いですが、中には言い掛かりを付けてくるモンスタークレーマーもいるのが難しいところです。

とは言え、クレームに発展しそうな顧客からの電話を取ってしまった時は1人で悩まず、上席のSVにすぐに相談するようにしましょう。

コールセンターで働くメリット

ここからはコールセンターで働くメリットについて見ていきます。

①給料が高い

まず1つ目のメリットとなりますが、給料が高いことです。

コールセンターは他の業種の仕事に比べると給与が高い傾向にあり、綺麗事抜きにしてガッツリ稼ぎたい人にはかなりおすすめです。

正社員に限らずバイトであっても平均時給を大きく上回る水準であり、特に期間限定で募集しているコールセンターの仕事であればかなりの高時給の場合があります。

例えば僕はかつて事業者向けの国からの給付金配布窓口のコールセンターで期間限定のバイトをしたことがありますが、時給2,800円と信じられない高水準で働くことが出来たことで月に50万円ほど稼ぐことが出来ました^^;

ちょうど転職活動中で期間が空いてしまったのでその埋め合わせで働いたコールセンターでしたが、正直この水準でお金が貰えるならずっと働きたいと思ったほどです

②ビジネススキルが身に付く

そして2つ目のメリットとなりますが、ビジネススキルが身に付くことです。

コールセンターでは電話をしてきた顧客との会話内容をPCに入力するのが主な業務内容となりますが、ブラインドタッチングやショートカットキーを含めた基本的なPCスキルを身に付けることが可能です。

何を言おう僕自身、コールセンターで働くまではデスクワーク未経験でブラインドタッチングが出来なかったこともあり、仕事を通して基本的なPCスキルを身に付けることが出来たのはその後の転職でも非常に役立ちました。

またコールセンターでの研修や実際の業務を通して僕の山形訛りの日本語を徹底的に正したこともあり、今では初めて会う人に地方出身と気付かれないほどです笑

以上のようにコールセンターで働くことによって特に今後、IT業界で働くことを検討されている方であれば、ビジネススキルの基本を身に付けるには丁度良いと思いますね。

③好きな時間に働ける

そして3つ目のメリットとなりますが、好きな時間に働けることです。

コールセンターはシフト勤務を基本として運営していることが多く、自身の希望する時間帯で働きやすい環境が整っています。

特にアルバイトや短期募集などの案件であれば1日4時間勤務や特定の時間帯のみ働くスポット勤務、さらにはガッツリ稼ぎたい人向けには夜勤専属など自身のライフスタイルに合わせて働くことが可能です。

空き時間を利用して稼ぎたい学生や専業主婦の方にはコールセンターはかなりおすすめで実際に僕が働いていた時も似たような理由で働いている人が多かったです。

いずれにせよ、働きながらもプライベートを充実させつつライフワークバランスを重要視したい方にはコールセンターはかなりおすすめ出来る仕事と言えますね。

コールセンターの仕事が向いてない人

ここからはコールセンターの仕事が向いていない人について見ていきます。

①人と話すのが苦手な人

まず1つ目となりますが、人と話すのが苦手な人です。

そもそも論ではあるのですが、コールセンターは勤務時間のほとんどを電話を掛けてきた顧客と会話するのが仕事内容となります。人と会話することに対して根っから苦手意識を持っている方にとっては、やはりかなりハードルの高い仕事になる可能性があります。

しかし、人とは慣れるもので最初は電話がきついと感じていても回数を重ねる毎に徐々に慣れていき、最終的にほとんど何も感じることなく会話がスラスラ出来るようになります。

何を言おう、僕自身が会話がかなり苦手だった上に地元の山形訛りが抜けず、顧客から何を言っているかわからないと怒られたことがあるほどです(-_-;)

そんな僕でもコールセンターでの研修と実践を通して徹底的に鍛えられたおかげで今では電話での顧客対応なんていうのは朝飯前になりました。

最初は苦手でもすぐに慣れる=自身の成長に繋がっていると考えればコールセンターの仕事も楽しく出来るのではないかと思いますね。

②感情的に引きずりやすい人

そして2つ目となりますが、感情的に引きずりやすい人です。

コールセンターで毎日電話を取っていると顧客から理不尽なことを言われたりすることがあります。

しつこい営業に対するクレームであったり、紹介した商品やサービスに対する不満だったり、またはオペレーター本人に対するクレームなど、顧客からの声というのは実に多岐に渡りますが、業務に慣れていないうちはどうしても自分事のこととして受け止めてしまいがちです。

僕自身もコールセンターで働いていた時は業務内容に営業的な要素を含むものであったため、顧客からダイレクトに責されることがあり、それが辛くて辞めた同期のメンバーは沢山いました。

自分事として受け止めず受け流すことがコールセンターで仕事をする上では重要な心構えですが、それが出来ないと電話を取る度につらいと感じてしまうことになります。

どんなに酷いことを言われても決して自分に対してではなく、会社やサービスに対してのクレームと受け止め、楽に仕事をするスタンスが重要です。

②コールセンターの仕事が向いている人

ここからはコールセンターの仕事が向いている人について見ていきます。

①感情と割り切って仕事が出来る人

まず1つ目となりますが、感情と割り切って仕事が出来る人です。

前述のデメリットで挙げた感情的に引きずりやすい人と共通するものがありますが、コールセンターでは感情と割り切って仕事が出来る人の方がやはり楽に業務を進めることが出来ます。

1日に100件以上もの電話を取ることが少なくない業務の中でいちいち落ち込んでいてはキリがありません。たとえ顧客から酷いことを言われたとしても真に受けずに受け流し、次の電話に向けて気持ちをサクッと切り替えていくフットワークの軽さが重要です。

もちろん最初から上手く出来なくても、徐々に電話を取る度に慣れていけば良いだけの話です。自分はダメだと悲観的にならず、ぜひコールセンターの業務を通して成長していきましょう。

②柔軟な働き方を重視したい人

そして2つ目となりますが、柔軟な働き方を重視したい人です。

コールセンターはシフト勤務で働く場合が多く、自身のスケジュールに合わせて働くかどうかを決められることでかなり柔軟性が高いです。

プライベートを充実させたい人や何かしらの理由で特定の時間帯しか働けない場合など柔軟にシフトを組めることが多いので、私生活との折り合いがつけやすいメリットがあります。

僕がコールセンターで働いていた時も夜の時給が高い時間帯のみシフトに入っている人がおり、上手いなあと感じたの覚えています。

繁忙期であれば忙しくなる時間帯にシフトに入ってほしいと運営側からお願いされることがありますが、基本的には自身が働きたいと思った時間帯や曜日に働くことが可能です。

③自身のスキルを高めたい人

そして3つ目となりますが、自身のスキルを高めたい人です。

前述の通り、コールセンターでPCスキルや言葉使いを始めとしたコミュニケーション力など、基本的かつ重要なビジネスススキルを身に付けることが可能です。

また、ビジネススキルはオフィスワーク未経験の方であれば大手企業へ就職する際に必須のスキルと言え、むしろこれがないと他にいくら資格や能力があったとしても採用されない可能性があります。

特に会話の中で相手の意図をくみ取り、的確な返しが出来るコミュニケーション力は非常に重宝される傾向があり、特に外資系企業などであれば採用時に最も重要視される項目としてあげられることも多いです。

コールセンターでは相手の顔が見えず、声のみで顧客とコミュニケーションを取る必要があり、行間を読む力を養うことでコミュニケーション力を含めた総合的なビジネススキルを高めることが出来ます。

コールセンターのスキルを活かせる職業

ここからはコールセンターの経験が活かせる職業について見ていきましょう。

①営業職

まず1つ目となりますが、営業職です。

意外かもしれませんがコールセンターで実績を積んだ人はその後、生命保険などの営業職へ転職するケースは少なくありません。

何を言おう、実際の営業職でも電話による営業活動は基本的な業務スキルとして必要なものであるため、コールセンターで身に付けたスキルがそのまま活かせる可能性が高いからです。

特にアウトバウンドのコール業務で実績を積んだ人であれば、営業職との親和性が高く、転職後にすぐに活躍することも可能です。

営業職はよく知られている通り、実力主義の仕事であるため、決して楽な仕事ではありませんが、自身の裁量やスキルに応じて仕事がしたい人であればおすすめ出来るキャリアと言えます。

②ヘルプデスク

そして2つ目となりますが、ヘルプデスクです。

ヘルプデスクとは特定のサービスや商品を利用しているユーザーからの問い合わせ対応を電話、メールで行う仕事です。

一見するとコールセンターと似ていますが、大きな違いとしては特定分野についてある程度の専門的スキルが求められることがあげられます。

例えば僕が以前、ヘルプデスクとして働いていた業務では某大手自動車メーカーの国内外窓口として車の仕様に関する問い合わせを受けるものでしたが、必要なスキルとして英語力がありました。

日本国内のみならず、海外からの問い合わせが電話やメールで来る業務で英語が出来ることがマストとして求められるため、閾値の高い業務スキルが求められます。

このようにコールセンターで身に付けたスキルに加え、英語やITに関するスキルを伸ばすことで仕事の幅を増やすことが可能です。

③テクニカルサポート

そして3つ目となりますが、テクニカルサポートです。

テクニカルサポートは製品やサービスに関する技術的な問題の解決を専門とするヘルプデスクの上位職に位置する仕事です。

電話やメールでの基本的なコミュニケーション力はもちろんのこと、扱っている商品やサービスの下地となるITに関する技術的な知識が必要であるため、かなりハイレベルな業務と言えます。

テクニカルサポートの仕事に就くためには基本情報や応用情報を始めとしたIT資格を持っていること、また未経験であれば前述のヘルプデスクで何かしらのユーザーサポートの業務経験があれば就職において有利になりやすいです。

給与も派遣社員であれば時給3,000円以上、正社員でも年収600万円以上とかなり高い水準となっているため、コールセンターからさらにステップアップしたい方であればぜひ目指したい上級職と言えるでしょう。

まとめ

本記事ではコールセンターの仕事は楽なのかどうか、についてまとめてみました。

ここであらためてコールセンターが楽なのかどうか僕の考えをまとめておきます。

コールセンターは楽なのか

  • 楽かどうかは業務内容で変わる
  • インバウンドコールは楽な場合が多い
  • テレアポはだいたいしんどい

結論、コールセンターが楽かどうかは業務内容によって変わります。

一番楽なのはインバウンドコールで電話を受け、顧客に言われた内容をデータ入力する業務です。日によっては電話が全く鳴らない日もあるため、やはりかなり楽な仕事と言わざるを得ません。

しかし、もしコールセンターでスキルを身に付けてヘルプデスクやテクニカルサポートといった職業へステップアップしていきたいというのであれば、ぜひインバウンドコールかアウトバウンドコールの業務で仕事をすることをおすすめします。

仕事が楽なのは良いことである一方、何もスキルが身に付かないという負の側面もあるため、自身がコールセンターで働く理由についても改めて考えてみるのが良いでしょう。

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